2022年12月2日金曜日

殻から出る

自分がクラ吹きだから、クラ用に編曲して吹く。

それは、聴き手のためにではなく自分の都合に

過ぎません。聴き手としては、原曲を聴いた

方が余程聴き応えがあるかも知れませんよね。

元々クラ用に作曲された曲なら別ですけどね。

なので、ありきたりな編曲で半端な演奏技術

で吹いちゃったら、無理やり我慢して聴いて

頂く他ないですね。


自分なりに魅力的な音楽を届けたいと思う

なら、表現者としての原点である発想力を

磨くべきだと思うんですね。原曲にない魅力や

ヘタッピでも伝わるものがあれば、聴き手にも

少しは楽しんでもらえるんじゃないかって

思うんです。


クラシック音楽って、とうの昔から音楽の中の

小さな一分野に過ぎないし、それを愛好する

人々は更に少数派でしょ?だったら、伝統偏重

や技術偏重は自分を小さな殻の中に閉じ込める

だけですよ。勿論、そういう小さな世界で

生きてらっしゃる方もいらっしゃいますから、

それでお幸せなら、それも良しですが。


思えば私は、高1の冬に芸大進学を止めてから

ずっと、殻から出たいと願い続けてるんだと

思います。


Because, that’s my life !


名も無き親爺が人生を語る

世にも不思議なブログ

武内利之の「ザッツ・ライフ」


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