2022年6月26日日曜日

焼き付いた記憶

 私がよく聴く交響曲のほとんどが、中学生の頃に

レコードで聴き倒した曲ばかりなんです。最近は

YouTubeという有難いものがあって、お気に入り

の演奏をいつでも何度でも聴くことができて本当

に幸せですが、お気に入りの演奏を探し出すには

ちょっと骨が折れます。


私は超ミーハーなので誰でも知ってるような有名

な曲しか聴かないので、検索するといっぱい動画

が出て来るんですね。で、1つ1つ聴いてく訳

ですが、交響曲は長いのでいちいち全曲聴いてる

と大変です。自分が気になる部分だけ聴いて、

だめなら次って感じで聴いて行きます。自分の

好みと言っても、曲の解釈、テンポ、強弱、オケ

の良し悪しなど、色んな要素があって総合的に

「いいな~」って思う訳ですね。中でも一番気に

なるのはテンポです。早過ぎても、ゆっくり過ぎ

ても納得できません。自分のイメージするテンポ

で演奏してくれなきゃ嫌なんです。でも、曲に

よってはなかなか見つからないこともあります。

4楽章全てが自分のイメージ通りなんてのは滅多

にないことです。


そうして苦労して探してて気づいたのは、自分の

イメージって何?ってことです。たぶんそれは

中学生の頃に散々聴き倒したレコードの演奏が

記憶に焼き付いてしまってるんじゃないかって

思いましたよ。味覚も、子どもの頃に培われた

味覚が一生残るそうですからね。だから何だって

訳でもないけれど、そこにこだわるもよし、新た

な感性を受け入れるもよし、自分次第だなって、

つらつらと思った次第です。


名も無き親爺が人生を語る

世にも不思議なブログ

武内利之の「ザッツ・ライフ」

0 件のコメント:

コメントを投稿