私がよく聴く交響曲のほとんどが、中学生の頃に
レコードで聴き倒した曲ばかりなんです。最近は
YouTubeという有難いものがあって、お気に入り
の演奏をいつでも何度でも聴くことができて本当
に幸せですが、お気に入りの演奏を探し出すには
ちょっと骨が折れます。
私は超ミーハーなので誰でも知ってるような有名
な曲しか聴かないので、検索するといっぱい動画
が出て来るんですね。で、1つ1つ聴いてく訳
ですが、交響曲は長いのでいちいち全曲聴いてる
と大変です。自分が気になる部分だけ聴いて、
だめなら次って感じで聴いて行きます。自分の
好みと言っても、曲の解釈、テンポ、強弱、オケ
の良し悪しなど、色んな要素があって総合的に
「いいな~」って思う訳ですね。中でも一番気に
なるのはテンポです。早過ぎても、ゆっくり過ぎ
ても納得できません。自分のイメージするテンポ
で演奏してくれなきゃ嫌なんです。でも、曲に
よってはなかなか見つからないこともあります。
4楽章全てが自分のイメージ通りなんてのは滅多
にないことです。
そうして苦労して探してて気づいたのは、自分の
イメージって何?ってことです。たぶんそれは
中学生の頃に散々聴き倒したレコードの演奏が
記憶に焼き付いてしまってるんじゃないかって
思いましたよ。味覚も、子どもの頃に培われた
味覚が一生残るそうですからね。だから何だって
訳でもないけれど、そこにこだわるもよし、新た
な感性を受け入れるもよし、自分次第だなって、
つらつらと思った次第です。
名も無き親爺が人生を語る
世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」
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