2018年10月14日日曜日

ちょっとした余裕

今日は、今年のケアマネ試験の日です。あれから
もう1年経ったんですね。介護福祉士試験の翌日
から1年10ヵ月、火の玉になって臨んだのに
意外な苦戦で、試験後は昼食を取る気になれず、
北千住の商店街を彷徨い、鬱々とした気分で帰宅
したあの日から1年ですか…。あっという間って
感じでもないです。遠い昔のように感じます。

試験まで残り3ヵ月を切ってからは、仕事・
食事・入浴・排泄・睡眠などの基本的生活以外
の時間は勉強漬けになり、ストレスで間食が
増えました。糖は脳を活性化し、糖を脳に送る
のはビタミンBだと知り、お菓子を食べては
ビタミンBのサプリを飲む毎日。結果として
血糖値・コレステロール・中性脂肪がレッド
ゾーンに入ってしまいました。試験前夜に緊張
して眠れなくならないようにと、友人から眠剤
をもらって、ぐっすり眠ることができました。

ヘルパーのままでは、いずれ肉体的限界が来る
でしょうから、生涯現役で働ける道を開く人生を
賭けた大勝負でした。制度改正のため、
落ちれば3年おあずけという、61歳には厳しい
現実があったので、試験後1ヵ月半は、まな板の
鯉よろしく生きた心地がせず、発表の日はスマホ
で自分の受験番号を何度見ても信用できず、
帰宅してPCで再度確認し、ようやく受かったと
実感することが出来ましたよ。

会社内でケアマネの部署に移りたかったけれど、
それは叶わず他社に移籍することになりました。
でも、61歳にもなって正社員で雇って下さる
会社があるってことが、有難かったです。合格
発表後の3ヵ月半は、4年間お世話になった
会社への最後のご奉公と思って働きました。
自分が担当する利用者さんのため、担当を引き
継いで下さる上司や同僚のため、有給を消化で
使わず、最終日まで全力で働きました。そして、
何とか円満退社をさせて頂きました。飛ぶ鳥が
後を濁したかどうかは、残った方々が判断して
下さることでしょう。

今年4月に新天地でケアマネになり、いきなり
10名以上の担当を引き継ぎ、2ヵ月は無我夢中
でした。やっと少し余裕が出て来たと思った6月
に介護保険課指導係による実地指導が入り
ました。私は本当に運がいいです。何年も経って
自己流で覚えてしまう前に、初心者の段階で
ちゃんとした仕事の仕方を教わることが
出来たんですから!

文書奴隷改め、文書の達人を目指します!

今では、サ責の頃より心身共に楽になりました。
ケアマネは忙しい、大変だ、割に合わない、
自分に合わないと、辞めてしまう人も多いし、
現に子育てを終えたらヘルパーに戻ると言う
人もいますが、私には介護のどの仕事より
ケアマネが一番合っていると、確信しています。

土日祝、夏季・冬季・有給休暇を自分の裁量で
きちんと取ることが出来るようになり、そういう
状況を「楽」ではなく「余裕」と考えることに
しました。クラを吹きたいと思えるようになった
のも、その余裕のお陰だと感じています。
これまで仕事仕事で生きて来た私が、人生は
ちょっとした余裕を生むことで大きく変わり得る
ことを今更ながら知り、ほのかな幸せを
感じています。

最後に高校生に戻ってから死にたいと
思うようになりました。

Because, that’s my life !

名もなき親爺が人生を語る世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」日曜の午前に更新

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