クラを吹いてると、ブレスの長さが気になるん
ですね。息を吸って、吹き始めて、息継ぎなし
に何小節ぐらい吹けるか、それによって演奏も
違ってくるんです。本来なら息継ぎをせずに
滑らかに吹き続けたいメロディーなのに、息が
足りないがために途中で息継ぎしてメロディー
がプツッと切れてしまう訳です。
循環ブレスという特殊技があって、ホッペに息を
貯めて、その貯めた息を使って吹いてる間に鼻
から息を吸って吹き続けるという凄い技ですが、
これはプロでも使う人と使わない人といるそう
で、ましてや私のような未熟者には実践で使う
のは凄く難しい技です。
「ちょっと息が足りないんだよな~」って
悩みながら練習してるうちに、ふと肺活量の
ことを考え出して調べてみたら、凄いことが
解っちゃったんです!
何と66歳の私の肺活量は13歳の少年ほどしか
ない!!!そして、これから歳とともにもっと
減り続けるでしょう。生涯、可能な限り楽器を
吹きたくても、息も絶え絶えになって行く訳
ですよ。そこで考えました。
マウスピースを替えよう!
右側のマウスピースを横から見た図のてっぺん
の部分にティップオープニングって書いてある
でしょ?マウスピースに角度がついてて、リード
を当てたときに隙間ができてるんです。そこから
息を入れて吹く訳で、当然のことながら、隙間の
幅が広ければ広いほど、息をいっぱい入れること
になります。
私はこの4年間で10数本のマウスピースを試し
て来ましたが、太くまろやかな音を求めてどん
どんティッピオープニングの広いのに替えて
行ったんですね。肺活量が減っていくという
事実を知らんがために!
ダメだ!なるべく省エネで息を大事に使って
演奏できるように、ティップオープニングの
狭いマウスピースに替えなきゃ!って思って、
バンドレンの5RVっていう、中学生が初めて
クラを吹く時に先生が選んでくれるような、
マウスピースを買いました。
いま挑戦してるConcertinoには絶対に必要で、
今後も協奏曲のような難しい曲には使っていか
ざるを得ません。いま使ってるマウスピースは、
あまり肺活量を気にせずに吹ける曲の時にだけ
使って行きたいと思います。
Because, that’s my life !
名も無き親爺が人生を語る
世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」
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