YouTubeでプロの素敵な演奏を聴いてると、何で
自分が吹かなきゃならないのか、こうして鑑賞者
として楽しんでた方が気楽だしって思うことが
あります。何で自分で表現したくなるんだろう
って考えてみると、私は子どもの頃から表現者
だったんですよね。小学4年で日舞を習わされ、
5年でピアノを始め、学校ではアコーディオン
バンドでドラムを叩き、中学ではブラバン。中3
から芸大を目指し、高1の冬に挫折し、高3で
手創りミュージカル。そして演劇学校に入学。
38年間演劇人として生き、介護職になってから
は出会った利用者さんと共にMV製作。ケアマネ
になってからクラを再開し、コロナ禍がきっかけ
となり演奏動画を始め、現在に至ってる訳です。
「楽器を吹きたい。」「上手くなりたい。」って
思いで吹いて楽しめる間はいいけど、私の場合は
じきに辛くなって来るんです。プロと比較しても
しょうがないけど、あまりにプロとの差が激しい
んで悲しくなっちゃうんです。プロ奏者の模倣を
続ける限り、そのレベルに達することはありえな
いし、自分らしい表現ができるようになるとも
思えません。
そこで、別の角度で考えます。
「何を、どう伝えたいのか。」って考えることで
独自性が芽生えるし、プロと同じ土俵で優劣を
感じなくて済む訳です。アマでも表現者として
活動を展開する意義を見出せます。
高卒まで音楽、その後は演劇、そして今は演奏
動画。そんな私の創るものは、演劇的演奏動画
と言えるのかも知れません。
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武内利之の「ザッツ・ライフ」