【還暦を迎えて Part1】
『花子とアン』は、2014年(平成26年度)
上半期に放映されたNHK連続テレビ小説です。
『赤毛のアン』の日本語翻訳者である村岡花子氏
の半生を原案としたフィクションで、初回から
最終回までの平均視聴率が22.6%を記録。
『あまちゃん』(20.6%)や『梅ちゃん先生』(20.7%)
『ごちそうさん』(22.4%)を超え、朝ドラの
過去10年で最高の記録となりました。
「最上のものは なお後に来たる」
主人公ハナの卒業式で、ブラックバーン校長が
生徒へ向けて述べたスピーチの一節です。
以下、ブラックバーン校長のスピーチ全文と、
ハナが訳した日本語訳です。
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My girls!
Grow old along with me, the best is yet to be.
わたしの愛する生徒たちよ。我とともに老いよ。
最上のものは なお後にきたる
If some decade later,
you look back on your time with us here
and you feel that these were the happiest
days of your life, then I must say
your education will have been a failure.
何十年か後に、皆さんがこの学校生活を振り返り
「あの時代が一番幸せだった。楽しかった。」と
心の底から感じるのなら、私はこの学校の教育が
失敗だったと言わなければなりません。
Life must improve as it takes its course.
Your youth you spend in preparation because
the best things are never in the past, but
in the future.
人生は進歩あるのみ。
若い時代は準備の時であり、最上のものは
過去にあるのではなく、将来にあるのです。
I hope that you pursue life,
and hold onto your hope and your dream
until the very end of the journey.
私は、皆さんが人生の旅路の最後まで、
希望と理想を持ち続けて行けることを
願っています。
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私にも、最上と思える日々がありました。
手創りミュージカルに没頭した高校3年生の頃。
行方知れない道に踏み込み、
レッスンに明け暮れた演劇学生の頃。
全国の子ども達に芝居を観せていた日々…。
どれもこれも、私にとってかけがえのない
人生の1ページです。
私は長男が生まれ、長女が生まれ、
家族4人で過ごしている時に、
妻にこう言ったことがあります。
「今が人生で一番幸せかもね。」
妻は、私の言葉がとても印象的だったらしく、
折りに触れ、そのことを口にします。
「悔しいけど、あれって、当たってたね。」
私は3週間後に60歳、還暦を迎えます。
最上のものが、まだこの先に見つかるかどうか
自信はありません。でも、挑戦あるのみですね。
Because, that’s my life !
名もなき親爺が人生を語る世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」日曜の午前に更新
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