死ぬ前に何食べたい?って聞かれたら、
皆さんは何て答えますか?私は「餃子」です。
醤油に酢と辣油と七味を入れたタレで食べます。
母方の祖父が長崎県諫早市、祖母が同県大村市の
出身、母も少女時代に諫早へ疎開していたので、
やたらと七味を使うんです。だから私も、餃子の
タレにいっぱい七味を入れるようになりました。
韓国に近いせいでしょうか、長崎の人は七味が
大好きみたいですよ。正月には、つきたての餅を
なが~く伸ばして、表面が真っ赤に見えるくらい
七味の入った醤油につけて、飲み込むようにして
一気に食べるんだって、母が言ってました。
私の地元、新小岩に餃子の旨いラーメン屋が
ありまして、他店なら350円位が相場ですが、
900円と高いんです。その代わり、肉がぎっしり
詰まった私好みの餃子を食べさせてくれます。
でも、難点もあるんです。「七味を下さい。」って
言うと「うちでは辛子で食べてもらってます。」
って言われちゃうんです。以来、私がその店に
行かなくなって10年以上経ちます。
「こだわりの店」とか「店長が客を叱る店」とか
「行列のできる店」とか、よく話題になりますが、
私、苦手なんですよね、そういうの。
「何様のつもりだ。金払うのはこっちだ。」と。
「辛子で食おうが、七味で食おうが、
砂糖で食おうが、客の勝手だ。」と。
だいたいが私は、餃子作りの名人なんですよ。
子どもの頃から母親に仕込まれて、一緒に餃子
作ってましたから、味も形もバッチリなんです。
しかも大人になって、ある劇団に所属してた頃、
中国人の女性社員が本場の餃子の作り方、食べ方
を教えてくれたもんだから、もう絶品の餃子が
作れるようになっちゃったんですよ。
ですから本当は、わざわざ金払って店で食べる
ことはないんです。ですが、最近は何かと忙しく
なったもんですから、あっちの餃子、こっちの
餃子、食べ比べてます。
餃子なら選択肢は色々ありますが、国はそうは
行きませんよね。政党に選択肢を見出せないから
と言って、この歳で、この貧乏人が、他国へ移り
住む訳にもいかないし、他に望ましい国があるか
どうかも解りませんもん。
ただ泣き寝入りするのみ、なんですかね…
名もなき親爺が人生を語る世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」日曜の午前に更新
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