苦しみ、と言う程のことじゃないけど、たとえ
趣味であれ、向上しようと思えば、あるいは
より良い作品を創りたいと思えば、楽しいとば
かりは限りませんよね。生みの苦しみがあるか
らこそ、成し遂げた時の喜びがある訳ですから。
これまで、吹きたいと思う曲を順番に吹いて、
しかもそれは言葉も画像もパッとイメージでき
るもので、そういう意味ではあまり生みの苦し
みはありませんでした。本当はクオリティー
アップのためにもっと苦しまなきゃいけないん
でしょうが、人生短いのである程度スピード感
も必要かと思い、自分なりの判断でアップして
来ました。ところがここへ来て、画像も言葉も
イメージできない曲に挑戦ってことになり、
これまでよりは無から有を生み出す創作の域に
近づいちゃいそうです。
中学~高校生の頃はプロのクラ吹きを目指した
時期もあったけど、結局これまで私は音楽家と
してプロになったことは一度もありません。
演劇は演劇学校卒業後、しばらくバイトしなが
らの下積み時代がありましたが、一応38年間、
プロの端くれでした。演劇人として最後の
10年間はミュージカルの作曲をしましたが、
作曲料を頂いてないのでプロじゃないです。
プロじゃないけれど、そのミュージカルは
プロのミュージカルなので、生みの苦しみが
ありましたよ。芸術って、生みの苦しみが生み
の楽しみみたいなとこありますから、全然いい
んですけど、それを生業にして食べて行くため
には営業して仕事作らなきゃならない、それを
最優先しながらの創作だったので、それはそれ
は苦しい日々が続きましたよ。出張先で昼間
営業して夜ホテルに帰って作曲する訳ですが、
泣きながら描いた曲が何曲かありますよ。引退
間近になると、もうこの先は食べて行かれない
と悟って鬱の一歩手前まで行っちゃいました。
でも、今やってることは純粋なお楽しみです。
多少の生みの苦しみはあっても、あくまで
楽しみとして取り組んで行きたいものです。
Because, that’s my life !
名も無き親爺が人生を語る
世にも不思議なブログ
武内利之の「ザッツ・ライフ」
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