2022年7月20日水曜日

生みの苦しみ

苦しみ、と言う程のことじゃないけど、たとえ

趣味であれ、向上しようと思えば、あるいは

より良い作品を創りたいと思えば、楽しいとば

かりは限りませんよね。生みの苦しみがあるか

らこそ、成し遂げた時の喜びがある訳ですから。


これまで、吹きたいと思う曲を順番に吹いて、

しかもそれは言葉も画像もパッとイメージでき

るもので、そういう意味ではあまり生みの苦し

みはありませんでした。本当はクオリティー

アップのためにもっと苦しまなきゃいけないん

でしょうが、人生短いのである程度スピード感

も必要かと思い、自分なりの判断でアップして

来ました。ところがここへ来て、画像も言葉も

イメージできない曲に挑戦ってことになり、

これまでよりは無から有を生み出す創作の域に

近づいちゃいそうです。


中学~高校生の頃はプロのクラ吹きを目指した

時期もあったけど、結局これまで私は音楽家と

してプロになったことは一度もありません。

演劇は演劇学校卒業後、しばらくバイトしなが

らの下積み時代がありましたが、一応38年間、

プロの端くれでした。演劇人として最後の

10年間はミュージカルの作曲をしましたが、

作曲料を頂いてないのでプロじゃないです。

プロじゃないけれど、そのミュージカルは

プロのミュージカルなので、生みの苦しみが

ありましたよ。芸術って、生みの苦しみが生み

の楽しみみたいなとこありますから、全然いい

んですけど、それを生業にして食べて行くため

には営業して仕事作らなきゃならない、それを

最優先しながらの創作だったので、それはそれ

は苦しい日々が続きましたよ。出張先で昼間

営業して夜ホテルに帰って作曲する訳ですが、

泣きながら描いた曲が何曲かありますよ。引退

間近になると、もうこの先は食べて行かれない

と悟って鬱の一歩手前まで行っちゃいました。


でも、今やってることは純粋なお楽しみです。

多少の生みの苦しみはあっても、あくまで

楽しみとして取り組んで行きたいものです。


Because, that’s my life !


名も無き親爺が人生を語る

世にも不思議なブログ

武内利之の「ザッツ・ライフ」

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